虫歯予防

お茶に含まれるカテキンは、虫歯やインフルエンザなどの病気の予防にも効果的です。カテキンがもつ抗菌作用が、私たちの身体を蝕もうとするさまざまな菌から守ってくれるのです。

■効果的なお茶によるうがい

虫歯は、ミュータンス菌が歯表面に付着してプラークを形成し、付着した原因菌がつくる酸によって、歯の表面のエナメル質が溶けることで起こります。

つまり、虫歯の予防には、ミュータンス菌がつくり出す酸を抑制することが重要なのです。カテキンは、ミュータンス菌の増殖を抑え、プラーク形成も抑制するため、虫歯予防に効果的であることが知られています。

■食中毒防止

カテキンは、食中毒で知られた O-157に対しても強い抗菌作用をもっています。

また、赤痢菌、コレラ菌などの食中毒菌、胃潰瘍や胃がんの原因といわれるピロリ菌などの増殖抑制作用があることも明らかになっています。

現在では、カテキンがタンパク質に吸着しやすく、細菌の細胞膜に取り付いて活動を抑えたり、または細胞膜そのものを破壊するためだと考えられています。

■抗菌作用

さらに、抗ウイルス作用として、お茶でうがいをするとインフルエンザ予防にたいへん有効であるといわれています。

ウイルスは表面に「トゲ」を持ち、これで人体の細胞に取り付きますが、カテキンはこのトゲに吸着してウイルスの侵入を阻止するのではないかと考えられています。

今何かと話題のカテキンは、お茶に含まれる渋みの成分。脱臭作用とともに抗菌作用が大きく取り上げられ数多くの製品に使用されています。

カテキンの殺菌力は大変強力で、普通に飲むお茶の2分の1以下のごく薄いカテキン量でもブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌、ボツリヌス菌、O-157など、ほとんどの食中毒菌が死滅することが確認されています。

■ペットボトル茶は殺菌作用は微量

最近の研究で、ペットボトルのお茶はカテキンの量が90度のお湯で抽出したお茶の6分の1しか含まれておらず、水温が20度、30度以上になると急速に菌が増殖し出すことが分かりました。

口を直接付けて飲み、蓋を何度も開け閉めし、長時間携帯する事が多いペットボトルのお茶。「お茶は、殺菌作用があるから大丈夫。」とは一概にいえませんので注意が必要です