予防イメージ

お茶の中でも緑茶は、「がん」予防にも効果があるといわれています。緑茶がもつがん予防の成分はいったい何なのか、日本だけでなく、世界中の研究者たちが注目し、さらなる研究成果が期待されます。

日本人の死亡原因の第1位である「がん」。その発生原因は、食生活の乱れや喫煙などで約70~80%に達します。

わが国の人口動態統計によると、緑茶生産地である静岡県は、がん標準化死亡比が男女とも全国値と比較して著しく低いことが確認されています。

埼玉県立がんセンターの研究によると、埼玉県民の緑茶摂取状況を調査し、3杯以下、4~9杯、10杯以上で解析した結果、男性・女性とも緑茶を10杯以上飲む人での発生率は4割以上抑えられたという調査結果が報告されています。

一方、静岡県の中でも緑茶生産地である中川根町では、胃がんを発症する男性の割合が全国平均の約5分の1という調査結果が得られています。

■なぜ緑茶はがん予防効果があるのか

カテキンの活性酸素消去作用、抗突然変異抑制作用などが関与していると考えられていますが、詳しい解明はされていません。

緑茶のがん予防研究は、疫学調査や動物実験を経て、臨床研究という新たな段階を迎えています。

現在、日本をはじめ欧米においても、緑茶成分のがん予防効果に関する臨床試験が開始され、緑茶成分が人体における有効性をもつかに注目が集まっています。